「水の石」

No.017さん(鳩さん)に紹介されてからそろそろ一ヶ月弱、ここに来てようやく「水の石」を読む時間を確保することができたので、一時間ほどで一気に全部読みました。ネタバレじみた感想が入る可能性があるので、一応「続きを読む」で隠しておきます。


うーん。これは意表を突いた展開でした。元々のサイトさんが取り扱っている小説が「変身」を題材にしたものなので、こういうのもありだと思いますけど。系統的には以前取り上げた「Ciefairy Forest」に近いものがあるような気がします。

タカマサさんも言っていたのですが、なるほど無駄のないシンプルな構成です。文章自体も読みやすくて、純粋にストーリーだけを追う事ができます。ここ最近小細工・小ネタ・伏線のオンパレードな話を書いていた586にはいい刺激になりましたというか少しは見習えという天の声が聞こえてきました(反省

ちゃんとオチまで付けてあって、レベルは非常に高いと思われます。読み終わったあとしばらく「こんな話もいいなあ。うし。一発書いてみるか」と思ったのですが、その一秒後に「そう言えばちょっと前にこんなの書いて変身ネタを思いっきり否定してたお!!」ということを思い出し、泣く泣く却下しました。過去は未来を縛りますね!(名言にしようとして失敗したセリフ風味に

まあ、シンプルな話作りというのは、地味なようでいて慣れれば慣れるほど難しい作業ですから、見習った方がいいのは間違い無さそうです。この小説を発掘してきた鳩さんに大感謝です。というかどうやって発掘してきたのか素で気になるんですが(気にしないでください

あと、何気に文字のサイズが大きめで読みやすいのもよかったです。これも地味ですが、大切なポイントだと思いました。

散漫な感じの感想ですが、以上です。