sndmakerの使い方
意外と広まっていないようなので、ここに使い方をメモしておきます。
1.準備するもの
- sndmaker.exe
- mugenの「tools」フォルダの中にある
- ソースになる.wavファイル
- 指定の書式で書かれたテキストファイル
- 実行用のバッチファイル
2.実際の使い方
まず、必要なファイルを一箇所にまとめる。概ねこんな感じになる。
.wavファイルの名前は任意だが、「グループ番号_グループ内番号」としておくと識別しやすく便利。結合したい.wavファイルをすべて一箇所に集めたら、次にsndmakerに読ませるテキストファイルを用意する。
適当な名前で(上の場合はmai_snd.txt)テキストファイルを作成し、次のような書式で記述。
586_mai.snd ;.sndファイルのファイル名を一番最初に指定 00_00.wav ;読み込む.wavファイルを指定 0 ;グループ番号を指定 0 ;グループ内番号を指定 00_01.wav ;以下繰り返し 0 1 00_02.wav 0 2 00_03.wav 0 3 ...
これを繰り返し、すべてのファイルについて記述する。この時ファイル名を間違えるとこの後の作業で正しく.sndファイルが出力されないので、書き込んだ情報に間違いが無いかをよく確認しておくこと。
テキストファイルができたら、次にバッチファイル(拡張子が.batのファイル)を作る。バッチファイルにはこう記述する。
sndmaker.exe < mai_snd.txt
この時「mai_snd.txt」の部分は、先程作成したテキストファイルと適宜置き換えること。
すべての作業が終わったら、後はバッチファイルをダブルクリックして実行するだけで、テキストファイルに記述したとおりの.sndファイルが出力されるようになる。
3.利点
- いつでもグループ番号やグループ内番号を変更できる。MCMなどでは面倒な「前後の入れ替え」や「並べ替え」も容易。
- 都度.sndファイルを作り直すため、仮に使用中の.sndファイルに不具合が起きたとしても、すぐに問題ないものと入れ替えることができる。
- sndmaker自体がエレクバイト純正のツールなので、ソースとなる.wavファイルが破損していない限り確実に正しいファイルが出力される。