登場キャラクターのトリビア

Wikipedia(en)を読んでいて大分色々なことが分かったので、暇つぶしに日本語版では余り触れられていないことについて書いてみようと思います。

リュウ・カン
Deceptionのゾンビ版の鎖はファンから「武器にして欲しい」という声があったが、大人の事情で実現しなかった(が、ArmageddonのOPでシャン・ツンに対して鎖で攻撃するシーンがある)。Deceptionにはゾンビ版・人間版のほか、CPU専用キャラクターとして幽霊版も登場する(ディスプレイネームは「GHOST」)。
ライデン
Deceptionのエンディングは、ドラゴン・キング(オナガ)を復活させてしまったシュジンコウを殺害するというショッキングなものになっている。
スコーピオ
Deceptionに登場するCPU専用キャラクター「MONSTER」は、スコーピオンのモデル変えバージョンである(ハープーンなどもそのまま使える)。Shaolin Monksにおいてはボスキャラクターとして登場し、プレイヤーと戦うことになる。一度倒されると「INFERNO SCORPION」となって復活し再度戦うことになるが、ここでも倒すと溶岩に飲み込まれて消えていくムービーを見ることができる。その際、スコーピオンはプレイヤーに対して親指を立てている。これは「ターミネーター2」のラストシーンのオマージュ。
ゴロー
所属(Alignment)はevilとなっているが、Goldのエンディングではキタナやクン・ラオと和解するなど、一概に悪役とは呼べない存在である。Shaolin Monksでは改造コードを使用することで、一部に不具合が見られるもののプレイヤーキャラクターとして使うことができる。また、ゴローの没バージョン、もしくはベースとなったと思われる「NULL(Shokan)」というキャラクターも存在する。
シャン・ツン
Deadly Alliance以降戦闘中の変身はできなくなったが、Deadly AllianceとArmageddonのOPを見る限り能力は健在のようである。なお、Deadly AllianceのGBA版はROMカートリッジということもあってか変身が復活している……が、何故かリープテイルには変身できないらしい。DeceptionではCPU専用キャラクターとして登場し、声が若い時のシュジンコウのものとなっている。
リープテイル
格闘ゲームで初めて「隠しキャラ」という概念を確立したキャラクター。コンソール版では出現条件が緩くなっている。3のEDではシャオ・カーンに、4のEDではクァン・チーとシノックにそれぞれ裏切られ、Deadly Allianceではオナガ復活の媒介にされてしまう。不遇なキャラクターである。
クン・ラオ
Deadly Allianceまでは地に足の付いた感のある聡明な武術家として描写されていたが、Shaolin Monksにおいて何故か急に血の気が多く喧嘩っ早い、好戦的な性格へと変更された(らしい)。これには多くの批判が寄せられた。DeceptionでもCPU専用キャラクターとして登場するが、武器持ち時のモーションが明らかに不自然(クァン・チーなどと同じ武器持ち時のデータを流用しているようだが、クン・ラオは背丈が若干低いことが原因のように見える)
バラカ
両腕から飛び出す武器は、X-MENウルヴァリンが使う爪がモデルとなっている。使うたびに怪我するのも一緒。
ミレーナ
キタナ・ジェイドもそうだが、2で追加された女性キャラクターが全員マスクをしていたのは、残酷描写を抑えることと関連があったらしい。
ジャックス
Deceptionに登場するCPU専用キャラの大部分は、通常使用可能な他のキャラクターのモーションを使いまわしている(ニタラ・フロスト→キラ等)が、ジャックスだけはDeadly Alliance時代の固有ファイティングスタイルと固有武器がそのまま継承されている。
キンタロー
Shaolin Monksにおいてはゴロー同様、改造コードを入力することで使用可能となる。あちこちに不具合の見られるゴローとは対照的に、フェイタリティ以外の全動作がほとんど実装されている(ハイジャンプなども可能な模様)。走りモーションなども存在する。もしかするとプレイアブルキャラクターになる予定があったのかもしれない。
シャオ・カーン
Deadly Allianceで殺害されたのはクローンの方で、本物は健在だった。MK3でシンデルを演じた役者とシャオ・カーンを演じた役者は実際に付き合っていたようだが、2001年に破局したらしい。Shaolin Monksでは、シャン・ツンが戦っている際には「Don't fail again, Shang-Tsung.」(失敗は許さんぞ、シャン・ツン)、キンタローが戦っている際は「Finish him!」(トドメを刺せ!)「Crush him!」(叩き潰せ!)「You disappoint me!」(俺を失望させる気か!)などと後ろから声をかけているのだが、キンタローが戦っている際、何故か姿を消している。
カバル
Shaolin Monksにちょっとだけゲスト出演している。元々Good側のキャラクターだったのだが、Deceptionで復活した際にEvil側に所属が変更となった。マバドにホーク・ソードを奪われたが、後にマバドを倒して取り返している。
シーヴァ
MKボスを象徴する技「テレポート・ストンプ」がプレイヤーの手で使えるようになった初めてのキャラクター。GE版、SNES版に存在しないのは容量の問題とのことだが、実は一部のスプライトとデータが残っており、改造を加えることで出現させることができる。しかしまともな状態ではなく、投げられると即座にゲームがフリーズしてしまう。
サイラックス
ジョニー・ケイジの出演している映画が嫌いで、特に「Nijya Mine」は特段嫌いらしい。Deadly Alliance以降は声にエフェクトがかかっているだけで普通に話せるようになったが、ArmageddonのOPでシーヴァに吹き飛ばされる際、MK3の独特の電子声(「Screw you!」)を聞くことができる。
ナイトウルフ
Deceptionのエンディングにおいて、リープテイルとオナガを分離させた、と書かれている。地味に重要な役回り?
シンデル
シャオ・カーンにエデニアを支配された後、その後の運命に絶望して自殺している。が、これがシャオ・カーンの人間界侵略計画に使われてしまう羽目に。
ヌーブ・サイボット
忍者キャラクターがほとんどいないMK3においては、忍者キャラクターの代わりにカノウのパレットを黒くして代用している。Shaolin Monksの2P対戦モードで両方がサブ・ゼロを選択すると、片方がヌーブ・サイボットになる。技性能は通常のサブ・ゼロとまったく同じ。
カメレオン
♂(Chameleon)はストーリーにまったく関わらないが、♀(Khameleon)はエンディングでリープテイルとの間に子孫を残すなどストーリーに関わっている。
モタロ
SNES版とGE版では対戦モードにおいて片方だけが使用可能だが、その際コンバット・コードを使用してモタロと戦えるコードを入力すると、モタロ対モタロというありえない試合が始まってしまい、勝利しても敗北してもエラーコード画面が出てゲームが止まってしまうというバグがある。
ターニャ
エデニアを裏切り、リュウ・カンを裏切り、さらにその後クァン・チーとシノックも裏切った挙句、最後にはオナガまで裏切って見せた。善玉女性キャラが多いMKシリーズにおいて、珍しく徹底的に悪役として描かれているキャラクターの一人。
クァン・チー
Deceptionにおいては両手剣のモーションが流用できなかったためか(両手剣使い自体はカバル・ターニャ・ナイトウルフなど複数存在)、本来二刀流で戦うはずが一本だけで戦っている。Armageddonでは二刀流が復活している。好物はハマグリ。Shaolin Monksのラストで一瞬だけ登場している。
カイ
4で特徴的だったハンドスタンドによる構え変更が、久々の復活となったArmageddonでは削除されてしまっている。
ジャレック
ArmageddonのKonquestにおいては、何故か最初のオベリスク・トレーニングの相手キャラクターとしてのみ登場し、本編中には出てこない。4で初めて登場した際は「カノウのコピーキャラだ」などというようにずいぶん批判されたらしい。
シノック
ゲーム的には4とArmageddonにしか登場していないが、Ultimateのミレーナのエンディング、さらにDeceptionのKonquestなどで言及されており、シリーズ中での重要度は高い。好物はイワシ
ケンシ
Deceptionにおいては、ただ一人正しい「HARA-KIRI」を実践するキャラクターである(次点はキラ)。
リ・メイ
Deceptionでオナガに寝返ったのは、Deadly Allianceでシャン・ツンに魂を一度奪われてしまい、悪の心が芽生えてしまったから、とされている。
ニタラ
見かけからEvil側のキャラクターだと思われがちだが、実はNeutral側のキャラクター。翼には「美」という漢字が書かれているほか、かんざしのような装飾品も見える。
モロク
改造コードを入力することで使用可能になるが、最初からCPU専用キャラクターとして設計されたらしく明らかにおかしな動きをする。ラウンド開始前にレバーをニュートラルにしても後ろに下がり続けたり、ファイティングスタイルを切り替えると動きが止まったりする等。
ブレイズ
MK2のThe Pit IIの背景で戦っているキャラクター。Unchainedにおける追加キャラ四人のうち、ただ一人原作Deceptionには存在しなかったキャラクター。
キラ
製作者は「ソニア+カノウ」を意識しつつ、さらに「女性版のカノウはこうなるだろう」とイメージしながらこのキャラを作ったといっている。
コブラ
ストリートファイターシリーズのケンをモータルコンバット風に解釈したキャラクター、だと言われている。海外の雑誌にはケンの恰好をしたコブラの絵が掲載されたとか。Armageddonでは対戦前のバストアップ画像が復活したのだが、開発中のバージョンにおいて、コブラのそれは白服を着たものだったにも関わらず、最終リリース版では黒服になっている。が、通常カラーは白のままである。どういう意図があったのだろう?
オナガ
Deceptionで使用できた高威力の必殺投げは、Armageddonでは使用できなくなってしまった。必殺技の「Dragon's Fire」は相手からの攻撃を受けても火が出たままになるが、攻撃判定は失われておりどちらにもダメージは発生しない。Deadly Allianceのライデンエンディングが初登場だが、現在とは似ても似つかない姿となっている。
サリーナ
Mortal Kombat:Mythology of Sub-zero、及びMortal Kombat: Tornament Editionというマイナーな作品にのみ登場していたが、Armageddonにおいてついにメジャー作品への登場を果たした。外見に拠らずGood側で、エンディングではサブ・ゼロと共にクァン・チーを氷の中へ封じ込める。
ベロック(Belokk)
Goldで追加されるはずだったキャラクター。スクリーンショットまで存在していたが、最終リリース版で削除された。Armagddonでの復活が期待されたものの、こちらでも登場は適わず。
Mortal Kombat Shaolin Monks(1)
このゲームに登場するフェイタリティのうち、一定時間無敵になり連続攻撃を繰り出すことができる「Brutality」というものが存在するが、これの性質が無双シリーズの無双乱舞と酷似している。
Mortal Kombat Shaolin Monks(2)
このゲームではジェイド・バラカ・リープテイル・カノウ・ゴロー・キンタローなど主要キャラクターが次々とフェイタリティされていくが、開発者曰くこれは「ボスを倒した後の楽しみ」という意味で設定されたもので、後々のストーリー展開に影響を与えるものでは無いとのこと。
Mortal Kombat Armageddon
Wii版にはサバイバルモードの簡易版ともいえるエンデュランス・モードが追加されているが、バグか仕様か、最初に登場したキャラクターの音声が以降のキャラクターにも適用されてしまい、例えば女性キャラがセクターやサイラックスのような機械音声を出す、といったことがある。