鳥の詩
えー、11/14(1)(2)、11/16となにやらよく分からないことを書き、誰にも見つからないように1945年と偽って書いていたのですが、この際なのでばらしましょう。ええ、ばらしましょう。
これをやってました。
……み、見える……全速力で「戻る」をクリックするディスプレイの前のあなたが見える……!(錯乱)
ちょ、ちょっと待ってください! リンク先をよくご覧になってくださいよ! ほら! 「全年齢対象版」って書いてあるじゃないですか! 皆さんが豊かな想像力で考えているものがカットされたバージョンですよ! カットされた!(うるさい
……すみません。取り乱しました。とにかく、11/16〜11/23(今日)にかけて、元々無い時間を削りながら(主に削られたのは「Enable」の執筆時間です)、冷たい手でマウスの左ボタンを押しまくってました。この手のゲームをやるのはまったくもって初めてだったので、初プレイでは最速バッドエンドを迎え、気を取り直した二回目では最初の選択肢をミスっててバッドエンドを五回ぐらい見る羽目になりました。その時の凹み具合たるやもう。
その後自力攻略はあきらめ、いわゆる「攻略サイト」のお世話になることに。お世話になったのは「青い空 -羽根の音-」さんのコンテンツの一つAIR攻略です。
以下は盛大なネタバレの嵐なので、一応「続きを読む」で隠しておきます。
さて、ゆっくり語れるモードになったところで、それぞれのシナリオの感想を書きたいと思います。
「DREAM」
佳乃・聖シナリオ
初っ端から号泣。他人の幸せのために自分を殺すなんて! 佳乃が神社で手首から血を流して倒れているシーンは三十秒ほど呼吸困難になったぐらいです。それだけにあのエンド。救いがあって実にいいですね! とりあえずうさぎの風船を万札で買った聖さんに泣きましょう。
美凪・みちるシナリオ
二回目。この二人とは佳乃・聖シナリオの途中でもエンカウントして、「何やら母親が病気らしい」という前情報を得ていたので、愚かな586は「ははん。これは死に逝く母親と娘(美凪)&そのちょっと足りない友達(みちる)の話だな」と限界まで差別的な前判断でプレイ開始。
甘かった。あまりにも甘かった。
佳乃・聖シナリオのときは「涙が一筋」という小説でもよく使われる表現程度の涙でしたが、これはタオル一個を犠牲にするぐらい泣いた。泣いて泣いて泣きまくった。その時の顔は意地でも他人に見せられないぐらいぶっ壊れていたことでしょう。それぐらい泣きました。
これは一応「美凪・みちるシナリオ」となっていますが、個人的には「美凪・みちるシナリオ」みたいな表記で良いと思います。このシナリオはなんと言ってもみちるの存在が大きいです。彼女のセリフ一つ一つが私の感動中枢をぐさぐさと突いて来ます。
どーして自分をそこまで犠牲にできるんだあああああああ! 自分の幸せはいらないのかああああああああああ!(絶叫)
はぁ、はぁ……すいません。また取り乱してしまいました。最近取り乱す回数が多くなってきています。変な夢など見なければよいのですが。
しかし思うのですが、最初の部である「DREAM」が一番合っている話は絶対これですね。「夢」がものすごくいい形で生かされています。それはもうラー…………おっと、口が滑りかけました。今のは悪い冗談とでも思ってやり過ごしてください。やり過ごしてください。
みちる「…ニンゲンはね…思い出がないと生きていけないんだよ」
みちる「…でもね…それなのに、思い出だけでは生きていけない」
みちる「…夢はいつかは覚めないといけない」
みちる「覚めることをわすれた夢は…それがどんなにしあわせな夢であったとしても…」
みちる「いつかは悲しみにかわってしまうから」
みちる「それは…とてもさみしいことだから…」
みちる「とてもつらいことだから…」
夢ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!(壊れてしまったので治るまでお茶でも飲んでて待っててください。お茶には人形劇がよく合いますよ!
すいません。またまた取り乱しました。そのうち変な癇癪が出てくるような気がしてなりません。心なしか足がしびれてきたような気すらします。あるはずの無いところが痛み出す前にこれを書き上げようと思います。
「夢」に対する新しい視点が見つかって、非常によかったです。このシナリオは100点満点中1024点ぐらいですね!(オーバーフローしてる)このシナリオだけでも皆さんにやってもらいたいぐらいです。にょめれっちょ。
みちる……(つぶやき
観鈴シナリオ
問題はこれです。トゥルーエンドまで見ましたが、すごくよく分かりませんでした。しかし私はこの後まだ続きがあることを知っていたので、「きっとこの続きで俺を精神崩壊させてくれるに違いない!」と逆に期待を新たにしました。ちなみに当然のようにステゴサウルスTシャツのフラグを立ててからクリアしました。がおがお。
ここまでを11/19に五時間ぶっ続けでやりました。
「SUMMER」
前情報で「選択肢一切なし」と聞かされていたので、ひたすら読むことに集中してプレイ。神奈みたいな口調のキャラも良いなあなどと邪念を抱きつつ、小説でも読むようにプレイ。
……え? これで終わり?
なるほど。確かに「翼を持つ人」も「呪い」も「方術(法術)」も「人形」もみんな説明されていましたが、何か釈然としません。神奈がお母さんの前でお手玉をするシーンではちょっときましたが、何かこう全体的に物足りないものを感じました。
しかし! しかししかしです! まだ大本命の「AIR」編が残されています! きっとそこで私を精神崩壊させてくれるに違いありません! 「SUMMER」編終了後「SELECT GAME」から変化した「START "AIR"」を直後にクリックし、「AIR」編スタート!
さあ、私を精神崩壊させてくれ!
「AIR」
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……泣いた。
……もうアレなので白状しますが、私はある事情で最初からあのエンディングを迎えてしまうことは知っていました。なので、「きっとああなってくれるはず」と希望を抱きながらプレイしたほとんどの方とは、違う感情を抱きながらプレイしていました。
それだけに、晴子さんと観鈴ちんの行動の一つ一つが心にぐさぐさ刺さってきて、プレイ中に思わずタオルで鼻をかみだす始末。普通ネタバレするとストーリーを楽しむなんて事は不可能になりますが、これは別です。ネタバレしてたおかげで余計にダメージがでかかったです。最期にどうなってしまうかが分かっているだけに、二人の言葉や行動の意味が非常によく分かってめちゃくちゃ痛かったです。
「ごーるっ」……(´;ω;`)ううっ……
このシナリオに関しては実に多くの方が考察を入れられています。ほとんどの方が、以下の二点に焦点を当てています。
- 最後のシーンで登場した少年と少女は誰か
- これは「ハッピーエンド」なのか
考察を読んでいると皆さんすさまじく深い考察を入れられていて、今更こんな小物が考察を入れるのはどうかと思うのですが、とりあえずやってみましょう。
最後のシーンで登場した少年と少女は誰か
- 586の答え
- 「プレイヤー」と「AIR」
初っ端からめちゃくちゃな答えですが、とりあえず聞いてください。最後のシーン、夕暮れの砂浜で、少年と少女が遊んでいます。その背後には、住人と観鈴の姿があります。そしてそのシーンの直後に交わされる会話。
少年「彼らには過酷な日々を、そして僕らには始まりを」
(中略)
少女「無限の終わりを目指して。さようなら」
少女の「さようなら」という言葉。これは「プレイヤー」と「AIR」との離別を表しているのではないでしょうか。どこかのサイトでも記述されていましたが、これは「『観鈴を失った悲しみ』を乗り越えて、新しい『始まり』を歩んで欲しい」という神様(開発陣)からのメッセージではないでしょうか。
えー、めちゃくちゃ深い考察をされている方には申し訳ありませんが、586の考えられるのはこれが限度です。
これは「ハッピーエンド」なのか
- 586の答え
- YES
「YES」か「NO」かで問われれば、私はとりあえず「YES」と答えておきます。観鈴は死んでしまいましたが、彼女は最後の夏をたくさんの思い出と共に過ごすことができ、悲しい夢を見続けている「羽の生えた少女」に思い出を与えました。言葉にはできませんが、観鈴はきっと幸せだったのだと思います。
むしろそうであって欲しい(願望
おわりに
なんかもう支離滅裂状態ですが、とりあえず今は「Farewell Song」を無限ループさせて聞かせてください。あ〜さ〜には〜(以下ヘタクソな歌が延々と続くので二万字ぐらいカット
最後に、私の中でのいわゆる「順位付け」を発表して終わることにしましょう。
結論:586はロリかも知れない。
さて、オチもついた(↑)ことですし、この辺で終わりましょう! それでは!
追記
美凪も嫌いというわけじゃないので見逃してください(切実