「ハートプラント」第三話(written by タカマサさん)
昨日チャットで約束したとおり、タカマサさんの連載作品ハートプラントの第三話の感想をつらつらと書いて行きたいと思います。
まず目に留まったのがコレ。
バカレッドがバカな薄笑いを浮かべてバカなことをバカの一つ覚えのように言った。
一行の中に「バカ」が四回も出てくるこの部分、リーフのレッドに対する感情がストレート(ストレートすぎぐらいに)に出ていて面白いですね。面白いというか、攻撃的だねえというか。
「いつ出たの? 何時何分何秒? 地球が何回まわってから?」……ってね。
今思い出せばアホらしいけど、あの時は本気で悔しかったな……。
あー、いるいる。昔これと一字一句違わないセリフを吐いた友人がいました。「地球が何回回ってから?」とか最高です。いや、実際言われたらムカつきますけどね。
「黙ってろよ。ガキみたいなこと口に出しさえしなけりゃカッコいいんだから」
……言っちゃいましたね。なかなかストレートな物言いですね。回りくどいもの言いばっかりしてる自分とこのキャラにも見習わせたいです(おい
4年生の頃、ライカが医者の道に進むことを知ったレッドが、その後学校で、ヒロシと「俺たちは約束どおり、ポケモンマスターめざそうな!」としゃべっているのを聞いた。
これ、切ないですね。以前の話にあった「神社での約束」に通じる切なさを感じ取りました。
鮮やかな赤色のサルビアや、オレンジ色のマリーゴールドが咲き乱れる花壇の向こう、今は男子が走っていて、女子は休んでいるようだ。
スズメの鳴き声が聴こえてくる。1匹のトンボが、僕の前でホバリングして、またどこかへ飛んでいった。風が出てきて、そよ風がひんやりと頬をなでる。
アスファルトのすき間からコスモスが花を咲かせていて、花の周りを小さなシジミチョウが飛び回る。
道脇の空き地では、2メートル近くになるススキが穂を下げて、風に揺れている。草むらの中からはセイタカアワダチソウが突き出ていて、ところどころにはオミナエシが黄色い花を咲かせていた。
低学年の小さい子から6年生の大きな子まで、帰宅の装いで校門に向かい、グラウンドでは5,6年の男子たちがサッカーをしていた。そんな光景を左に眺めながら、僕はプールとの境の土手や、学校の隣の民家の塀沿いに、オオバコやクローバーの生えた緑の草地を歩いていく。
草むらに足を突っ込むと、ヒシバッタやイナゴが逃げていく。カナヘビの姿もみえた。隣の民家の庭に植えられていたクチナシの木から、黒地のハネに青のコントラストが綺麗な蝶が飛んできた――アオスジアゲハだ。
こういう「固有名詞を織り交ぜた情景描写」はタカさんの十八番ですね(笑)えー、正直に白状しますと、いくつか名前から姿が想像できなくてGoogle先生に教えを請いました。こういう方面の知識も付けた方が良いとは思っているんですけど、なかなか機会が……
ここから先、ストーリーがどのように展開していくのか非常に気になります。特に最後の
何かを手に入れるためには、何かを”捨てる”覚悟も必要だよね……
というのが意味深ですね。続きを期待してます!