「感想掲示板」に関する私の意見

タカマサさんNo.017さんミクロさん霧島さんがそれぞれ意見を述べられているので、私586も一つ意見を述べたいと思います。

上記の方の内、タカマサさん、No.017さん、ミクロさんがそれぞれ「どうすればいいか」という提案をなさっているので、今回はそれについての私の意見を書きます。

タカマサさん

タカマサさんは、テンプレート型の感想というものを提案しています。実を言うと、今回上げられた案の中で、個人的に一番推したいのがこの案です。この案は「読者の労力」を抑えつつ、執筆者に効果的に感想を送れるようになっていると思います。

あえて言うなら、テンプレートはすべて埋めなくても良いという条件をつければ、より敷居が下がるのでは、と思います。話によっては、言葉を話すキャラクターが一切登場しない話(「Enable」の第五話辺りがそれです)なんかもあることですし、「埋めたいものだけ埋めてくれればいい」とすれば、より気軽に感想を書けるのではないでしょうか。

No.017さん

No.017さんが提案しているのは、投稿掲示板にスレッドを立てるというものです。確かに投稿掲示板は、投稿・練習・企画・雑談・ノウハウと五つある掲示板の中でもっとも多く書き込みがされていますし、有効な手立てだと思います。

雑談掲示板や企画掲示板で使われている掲示板があまりに整然としすぎていて、スレッドを立てるのに(必要以上に)気合いがいるような気がするというのも、雑談掲示板の過疎化を進めている一因ではないかと思っています。この点、もう少し考えてみたいです。

ミクロさん

ミクロさんは上の二方とは違ったアプローチを試みており、blog上でメールによる感想の伝達、及び現行感想スレッドの最大限の活用という二つの案を挙げられています。私はこのうち、「現行スレッドの活用」の具体例の中で挙げられていた「あるテーマに沿った(例えば、ポケモンとの友情)物語の感想」というのが、実は結構いいのでは?と思っていたりします。

というのも、マサポケの本棚に格納されている小説を濫読していると、「これは冒険系だな」とか「これはリアリティ追求型だな」とか「これはファンタジーとの合体型だな」とかといった具合に、無意識のうちに頭の中でジャンル分けをしているのです。これはつまり、

マサポケの本棚に入っている作品には、暗黙的ながらもいくつかのジャンル分けが成されている

ことに他なりません。ミクロさんの案は、こうした「暗黙的ジャンル」を明示的にし、「こんな小説が読みたい!」という「目的を持った読書がしたい」層にとっても、非常にありがたいものとなってくれるのではないでしょうか。

586

他の人の意見を挙げて「これがいい」「ここはこうしたほうがいい」とだけ言うのはいささか傲慢な気がしたので、私も一つ「こうしたほうがいいのでは?」的な案を出そうと思います。

それが、感想を別のページに書き、それをリンクすることで「感想」に代えることを許可するというものです。

これ、本当はトラックバックを使うことができれば理想なのですが(管理者が「これはアクセスアップ狙いの中身の無いエントリだな」といった判断を下しやすくなる)、多くの人が現行のLivedoor blogによるデザインに不満を持っていることを考慮すると、手動リンクが無難かな、と思います。

というのも、現行の投稿掲示板や雑談掲示板の見た目はいささか見栄えの良さに欠け、こんな風に文字を強調したりすることもできません。「自分は特にここに感動したんだ!」というときは、その部分を強調表示したくなることもあると思います。かと言って、現行の掲示板が本棚システムと密接に結びついている以上、安易なスクリプトの差し替えはシステム全体の問題に直結します。これだけは避けなければなりません。

この形式を取れば、感想を書く人は自分の思いを思う存分ぶちまけられますし、文章を引用したりしたい場合などにも、blogの表記ルールやHTMLが使えれば、より見栄えよく文章を書くことが可能になります。

さらにこの場合、「パスワードの入れ忘れにより、内容の修正ができなくなる」といった事故をかなり高い確率で防ぐことができます。「自分が書き込んだものが間違っていたらどうしよう」という不要な警戒心を取り除くことができ、何より普段自分がものを書きなれている領域で感想が書けるので、筆の進みがよくなる効果も期待できます。

この案の弱点は、やはり対象がマサポケ外となるということで、ブラウザクラッシャーコンピュータウィルスといった閲覧者に害を与えるリンクを容認してしまうというところに尽きます。これに関しては、何らかの対策を講じなければならないと思っています。

少し長くなってしまいましたが、以上です。