運営に対する自分の意見

マサポケに来てそんなに日も経ってないのに運営に口を出すとは何事じゃキシャーという声(どんな声だ)が聞こえてきそうですが、最近の話題が運営側にシフトしつつあるようなので、私も少し書かせていただきます。

増加し続ける作品の管理

これはNo.017さんが書いていたことと関連します。

現在マサポケには、2800オーバーの小説が収録されています。日に日に増え続けているようなので、来年辺りには2900オーバーに達するでしょう。作品が増えることはイコールマサポケの資産が増えるということなので、基本的にはよいことだと思います。

しかし……実際の本棚を見れば分かるとおり、執筆途中で作者が断念したとしか思えないような作品が山のようにあるのも事実です。はっきりいって、しっかりと完結しているものや現在進行形で更新されているものを探すほうが骨が折れるぐらいです。私見ですが、これはあまり芳しい状態ではないと思います。

No.017さんが提案されているのは、「2003年以降更新していない」かつ「完結していない」"連載"作品の削除です。経験上、二年以上ブランクが開けばその作品への意欲は減衰しきっている(消滅しているといっても差し支えないでしょう)と思いますし、この点に関しては私も賛成です。

削除の条件がこれだけ甘いにもかかわらず、削除のターゲットになってしまった作品なのですから、今後の更新は見込めないと思っても差し支えないと思います。これらの作品は(念のために)複数のメディアなどにバックアップしておき、必要になったときだけ復活させればよいと思います。*1

思い切って宣言しておきます。

ハードディスクのスペースはマサポケのサーバー全体の数百倍以上は余っていますし、各種メディアへの書き込み環境もありますので、必要とあれば私がバックアップ要員になる準備はできています。

感想について

コレに関しては、No.017さんと霧島さんがお書きになっていました。

私としては、もちろん感想は欲しいですし、もらえればもらった分だけやる気が出ると思います。しかしながら霧島さんが危惧する、以下のようなことも理解できます。

このような状況が続くことがあるようでは、マサポケにおける『競争原理』を肯定するか、人気投票や簡易感想などのコンテンツ事態を全廃するかのどちらかの選択に迫られることは間違いありません。

マサポケにおいての競争原理の否定*2というのは、小説人気を巡る競争によって作者のオリジナリティを失わせることを意味しており、人間というものは比較されてしまうとついムキになるという悪い癖があるのです。

小説人気を巡る競争による小説の内容にオリジナリティを奪った大衆化による低質化によって、その作者自身も読者に媚を売ることしか出来なくなったノベラーとして腐らせると考えてもいいと思っています。

マサポケにおける小説人気を巡る競争原理による影響は、ノベラーの技量と小説の内容が全く噛合わないという事態に陥るということであり、その小説の世界観すら崩壊させてしまうことであるので、連載当初からの読者を裏切る行為に匹敵することは確実です。

まあ、「あの作品に追いついてみせる!」とか「ここではあの作品には負けたくない!」という個人の潜在的な競争意識はガンガン働いてもらったほうがいいかな、とも思うのですが*3、大筋で同意します。

感想に関する問題点を整理してみると、多分こんな感じになると思います。

感想そのものに関する問題点
  • 感想が少ない
    • 作者による「感想をください」などの無用な書き込みが増加する
    • 作者の意欲の減退につながる。*4
  • 感想狙いの安易な内容の小説の乱造を招く*5
    • マサポケ全体の小説の質の低下につながる
「人気投票」に関する問題点
  • 霧島さんが指摘してくださったような、良識の無い人物による投票操作が行われる危険性がある
  • 「投票が抱えるジレンマ」が起こる恐れがある
    • 得票数を表示する場合、小説に対する得票数が明示的な数字として現れてしまうことで、執筆者の間で不要な妬みの感情が起こる可能性がある
    • 得票数を表示しない場合、結局読者に(いかに一言であろうと)感想を書くことを強要することとなり、元の木阿弥になる。

私も「感想専用掲示板」みたいなものがあれば欲しいですが、現状の感想スレッドに自分しか書き込んでいないことを考慮すると、あってもあまり意味を成さないような、とも思います。

ちょっと時間が来てしまったので、必要ならばまた追記します。以上です。

*1:個人的には、ローカルにバックアップを取らないと言うこと自体がカルチャーショックなんですけど……私なんて、ハードディスク、CD-RWUSBメモリにバックアップを取り、あげくそれでも不安だったので、こっそり借りたWebスペースに必要なファイルをアーカイブして保存してるぐらいです。消えるのはイヤなんです。

*2:「否定」だと読んでいてどうも辻褄が合わなかったので、恐らくは「肯定」の誤植だと思います

*3:私自身がそれに突き動かされている部分もある、というのも理由です。

*4:個人的には、「感想が無いのは、読者からの『もっと面白くして欲しい』という無言の感想」というのは、執筆者にとってはちょっと厳しいのでは……?と思うこともあります。もちろん、これも一つの意見なのですが。

*5:ただし、執筆者による節度を守った「読者サービス」は大いにありだと思います。むしろ、そうじゃないと困ってしまいます(←無駄なサービス精神が旺盛な人)