タカマサさんにいろいろまとめて

ご破算台風について(字違

http://blog.livedoor.jp/tetis/archives/50128448.htmlに対するコメントです。

さて、586さんのブログ上の記事に端を発した、マサポケノベラー陣がおのおのの小説論を議論しあう動き、通称ごはさん台風(あるいは台風586号)は、さらに勢力の拡大を続けていますね。

おかげさまで、私よりはるかに古参の方からいろいろな意見を書いてもらえて、かなりの刺激になっています。

えー、一応私の記事が発端となったみたいなんですが、皆さんが心の奥底で「小説について語ってみたい」という欲求があったからこそ、議論がこれほどの広がりを見せたのだと思います。マサポケの各種掲示板が廃れ気味で、何か語りたくても「反応が返ってこないのでは」という心理的ブレーキもあったのではと思っています。掲示板のほうも盛り上がってくれればいいんだけどなー、という願望もあるのですが、なかなか上手くはいきませんね。

昨日のコメントについて

本棚のファイルリストを見ていただければ分かると思うのですが、「Enable」は平均ファイルサイズが5KBという、短いのか長いのかよく分からないサイズになっています。サイズだけ見ればかなり少なめ感漂う数字なんですが、中身は(個人的には)わりとぎっしり詰まってるような気がします。いや、個人的な意見なんですけどね。

私はいつも「ここで切って次に場面を回したほうがいいんじゃないか」というポイントを見つけて話を切っています。私の中には「一話の中で新しい情報はなるべく一つに抑える」という執筆方針があって、それの目安が大体5〜7KB前後になっています。そこで話を切ると、「よし、次はこのシーンからだ」といった感じで気持ちが上手く切れて、次につながりやすくなるんです。

一話で30KBも64KBも(これは本当にあったのでビックリしました)書けるというのは、わざわざ話を切らなくても話の空気を維持できる手腕の賜物だと思っています。私の場合、新聞の連作小説やNHKの朝の連続テレビ小説の台本書きには向いているかも知れませんが、一本の長い作品を書き上げるというのには向いていないような気がしてなりません。両方に対応できる人がうらやましいです。

「ハートプラント」第二話読みました。

練習掲示板に書いてもよかったのですが、せっかくなのでここへ。

幼い頃にみんなで約束をする

えー、586はこういうシチュエーションにすごく弱いので、無条件で「これはいいなあ」と思ってしまいました。その後、皆が成長するにつれて「現実」を見るようになり、大切だったはずの約束を忘れていってしまうのも、わびしさと共に「みんなこんなだよなあ」と思えて、なかなか味わい深いものでした。

「まぁ、ライカだからね」

これは確証を持てなくて「どうかな?」と思っているのですが、あれですか。かの有名な「まぁ、○○○だからね」のパロディなんでしょうか。えー、もしそうだとしたら、マジメな文体の中にこっそりこんなネタを仕込めるタカマサさんに大拍手なんですけど(ひどすぎる

そうだ、僕はあいつの幼稚さを笑うんだ。

非常に気に入りました。芯の通った言い訳ですね。この時期の子供が抱く複雑な感情を、上手く表現できているなあとか思いました。どうにか見習いたいものです(そうか

全体通しての感想

描写が非常に細かくて、話がするすると入ってきました。テーマが(私みたいに)必要以上に小難しくなく、それでいて親しみやすい、「早く続きが読みたい」と思わせるような小説でした。えー、執筆中に嘔吐寸前まで行ったとblogに書かれていたのでこういうこと言うのも何なのですが、続きを期待しています。

ちょっと長くなりましたが、以上です。